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自由図書モンスター / 百田 尚樹 / 幻冬舎

コンプレックスを抱えた人

文:白谷 美穂

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「綺麗になりたい。」

そう思う人はきっと多いはずです。私もその中の1人ですが、どれだけ努力してもそう簡単には理想の顔になれないものです。そんな時不意に思い浮かぶのは“整形”の2文字。

しかし整形で失うものの多さを考えると思い止まらざるを得ません。みなさんもそうではありませんか?しかしこの小説の主人公はそうは思わなかったようです。いや正確には失うものがなかった、とでも言っておきましょう。彼女は「モンスター」と呼ばれ、誰も近寄らなかったのですから。

そんな彼女も昔は恋に憧れを抱く至って普通の女子生徒でした。ただ、奇形ともとれるような醜い容姿を除いては。6行にわたって書き綴られる彼女の器量の悪さを想像すると自分の容姿へのコンプレックスが馬鹿らしくなってくるほどです。そんな彼女の恋心は踏みにじられ、当然の如く終わりをむかえます。悪意に満ちた言葉や視線が彼女の心を徐々に歪ませていく様子はとても悲しく、人間の残酷さを感じました。この後彼女は変わります。誰もがうらやむ美貌を身を削って手に入れた彼女は、全てが変わってしまいました。

「私は醜く生まれたばかりに決して幸せにはなれないのだ。」

確かに彼女は幸せにはなれませんでした。

しかし私は幸せと醜美は関係ないと思います。だって決して美しくない私も幸せなのですから。あなたはどう思いますか?

みんなのコメント

  1. 葵稀 より:

    僕も決して顔がいい人ではありませんが、かといって、整形したいとは思いません。だって、整形しなくても、幸せだから。幸せの本当の意味をもう一度考えるべきだと思いました。

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