近視解決法

緑内障とレーシック手術の関係とは?緑内障を徹底解説!

緑内障 レーシック手術

レーシック手術後は、緑内障に悪影響を及ぼす危険性があります。

また、レーシック手術は、眼圧の変化が激しいため、緑内障があると手術ができない場合が多いです。

緑内障とレーシック手術の関係について、詳しく説明していきます。

緑内障はどんな病気?レーシック手術はできるの?

緑内障 レーシック

緑内障とは、眼圧(眼球の中の圧力)が上昇し、視神経がダメージを受けることで、少しずつ視野が欠けていく状態のことです。

緑内障を把握すると、レーシック手術との関係性が分かりやすくなります。

 

まずは、眼圧緑内障の種類症状について説明していきます。

①眼圧とは

眼圧とは、眼球の硬さ(眼球の丸い形)を維持している、眼球内の圧力のことです。

角膜と水晶体の間は、房水(ぼうすい)と呼ばれる液体で満たされています。

 

何らかの原因で、房水の流れが悪くなると、眼圧が上昇します。

正常の眼圧は、10~20㎜Hgです。眼圧は常に変動しており、正常な人でも1日で5㎜Hgほど変動があります。

よって、正確な眼圧を測定するためには、何度も測定する必要があります。

②緑内障とは

何らかの原因により、眼圧上昇し、視神経が傷つくことで、部分的に見えなくなることです。

傷ついた視神経は、元に戻すことはできません

また、悪化すると、失明する危険性があります。

 

ほとんどの場合は、ゆっくり進行するので、見えない部分があっても、初期には気が付かないことが多いです。

40歳以上では、30人に1人の割合で、緑内障を発症しており、眼圧が上昇しない正常眼圧緑内障が増えてきています。

③緑内障のタイプ

緑内障は、眼圧が上がる原因によって、タイプが分かれています。

緑内障のタイプ

1.原発緑内障
(隅角がふさがるタイプと目詰まりするタイプがある)

1-1)原発閉塞隅角緑内障(隅角がふさがる)
(慢性型と急性型がある)

1-2)原発開放隅角緑内障/正常眼圧緑内障(隅角が目詰まりする)
(眼圧が上がるタイプと、上がらないタイプがある)

2.続発緑内障
(けがや病気、事故などが原因)

3.発達緑内障
(80%ほどが1歳未満の乳児)

1)原発閉塞隅角(ぐうかく)緑内障

原発閉塞隅角緑内障とは、角膜と虹彩(こうさい)の間にある、隅角(ぐうかく)と呼ばれる部分がふさがり、房水が排出されず、眼圧が上がる状態のことです。

急性型と慢性型があり、慢性型は進行がゆっくりであるため、自覚するまでに時間がかかります

 

隅角が完全にふさがれると、急激に眼圧が上がり、症状が出ます。

この状態になると、48時間以内に処置をしないと失明の危険性があります。

一刻も早く、眼科を受診しなければなりません。

 

急性緑内障の症状

・目の激痛

・目のかすみ

・視力低下

・虹視症(光が虹のように見える)

・頭痛

・吐き気

急性緑内障が起こる原因

・長時間下向きになっていたとき

・興奮したとき

・目を酷使したとき

・暗い所で物を長時間見ていたとき など

2)原発開放隅角緑内障/正常眼圧緑内障

原発開放隅角緑内障とは、房水が排水される場所で、フィルターの役割をしている繊維柱帯(せんいちゅうたい)が目詰まり、眼圧が上がる状態のことです。

 

原発開放隅角緑内障は、眼圧が上がるタイプと上がらないタイプがあります。

眼圧が上がらないタイプを正常眼圧緑内障といいます。

 

正常眼圧緑内障は、緑内障全体の6割を占めており、近年増加傾向にあります。

進行がゆっくりのため、自覚症状が出るまで、5~10年かかると言われています。

特に、正常眼圧緑内障は、眼圧が正常なため、発見が遅れる危険性があります。

 

自覚症状

・頭痛

・眼精疲労

なりやすい人

・血縁者で緑内障になったことがある人

・もともと眼圧が高めの人

・40~50代の近視がある人

・糖尿病がある人

・女性

3)続発緑内障

続発性緑内障とは、けがや病気、薬などが原因で、房水の流れが悪くなり、眼圧が上昇することです。

それぞれの原因によって、名前が異なります。

続発緑内障の種類

・外傷性緑内障
(スポーツや事故が原因)

・血管新生緑内障
(糖尿病の網膜症が原因)

・水晶体融解緑内障
(白内障が原因)

・ステロイド緑内障
(ステロイド剤が原因)

今回、注目していただきたいのは、ステロイド緑内障です。

眼科では、よくステロイドの目薬が使われます。

ステロイドの副作用により、房水がうまく排泄されずに、眼圧が上昇することがあります。

4)発達緑内障

発達緑内障とは、隅角が未発達であるため、房水がうまく排泄できない状態のことです。

発達緑内障の8割は、1歳未満の乳児です。

 

④緑内障の治療方法

緑内障は、完治させることはできません。

治療としては、現状より悪化させないことを目標に目薬から始めます

 

最初は、目薬で房水の産生を抑え、流出を促します。

それでも効果がなければ、結構促進剤やビタミン剤などの飲み薬を併用します。

目薬と飲み薬でも、コントロールできない場合は、手術をします。

⑤レーシック手術とは

レーシック手術とは、角膜の外側にフラップを作り、その内側の角膜をレーザーで削り、最後にフラップをかぶせる手術のことです。

 

レーシック手術の詳細は、下の記事を参考にしてみてください。

https://meiko-book.jp/lasik-sequelae/

 

⑥緑内障は視力矯正手術をできる?

緑内障がある人でも、視力矯正手術が可能なものとして、レーシック、PRK、ICLなどがあります。

45歳を過ぎると、老眼や白内障など、他の目の病気になる可能性が高まるため、どの治療法も難しくなります。

1)レーシック手術

緑内障がある人は、レーシック手術をできない場合が多いです。

その理由として、レーシック手術中は、一時的に眼圧が上がり手術後眼圧が不安定になるからです。

 

また、レーシックの手術後は、正確な眼圧測定ができないため、緑内障の管理が難しくなります。

このことから、緑内障があるとリスクが高いため、レーシック手術ができないのです。

2)PRK

PRKとは、フラップを作らず、レーザーで角膜を削り、視力を矯正する手術です。

PRKは、フラップを作らない分、眼圧の上昇を抑えることができます。

 

しかし、PRKもレーシック適応の基準と同じなので、リスクは高いです。

3)ICL

ICLとは、水晶体の前に、眼内レンズを挿入する手術です。

角膜を削らないため、眼圧の変動、レーシック手術より少ないです。

 

しかし、隅角が狭い場合は、眼内レンズを入れるスペースがないので、手術ができません

ICLについては、下の記事に詳しく書いてあるので、参考にしてみてください。

ICL 眼内コンタクトレンズ
次世代視力矯正治療ICLとは!?メガネもレーシックも嫌な方必見!ICL手術をご存知でしょうか? ICL手術とは、最近注目されてきている次世代の視力矯正治療です。 メガネもコンタクトも嫌だ!...

レーシック手術が緑内障に及ぼす影響 ー3選ー

緑内障 レーシック手術

レーシック手術では、角膜を削るため、測定値は下がります

反対に、ステロイドの目薬を手術後に使用することで、眼圧が上がる人もいます。

①手術中に眼圧は上がる

レーシック手術は、角膜を削るので、眼圧の変動が激しくなります

また、手術直後も眼圧が高い状態が続き視神経にダメージを与える可能性があります。

②手術後は眼圧が低く測定される

レーシック手術後は、眼圧が低く測定されるため、緑内障を見過ごしてしまう可能性があります。

 

本当の眼圧は、5㎜Hgほど高いと言われています。

つまり、実際に眼圧が下がるのではなく、測定値が低いだけなのです。

 

レーシック手術後に、他の眼科に行く場合は、レーシック手術をしたことを必ず伝えましょう。

③ステロイド点眼で眼圧が上がる

レーシック手術をすると、フラップ下の炎症を抑えるために、ステロイドの目薬が使用されます。

人によっては、ステロイドの目薬の副作用で、眼圧が上昇することがあります。

 

そのため、目薬は決められた量を守り、きちんと病院に通うことが大切です。

レーシック手術後は緑内障に注意しよう

レーシック手術 注意

レーシック手術後は、正確な眼圧測定ができなくなるため、緑内障の発見が遅れる可能性があります。

必ず医師に、レーシック手術をしたことを伝えましょう。

 

緑内障は、悪化すると失明する危険性があります。

早期に発見し、治療を開始することで、悪化させないようにしましょう。